税理士法人 英 智    関東信越税理会所属

青柳淳一

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青柳淳一

残暑見舞い?

 残暑見舞いを出す時期は、立秋から遅くとも8月末くらいまでのようです。9月も中旬を過ぎ下旬に差し掛かろうとしていますが、まだ真夏のような暑さです。

 平成24年4月1日から集計し、最高気温30度以上の真夏日の日数が多い地点は、沖縄県の各地点が圧倒的に上位を占めます。しかし、最高気温35度以上の猛暑日となると様子は一変します。群馬県館林、埼玉県熊谷、埼玉県鳩山、兵庫県豊岡などが上位にランクされ、沖縄県の各地点は上位40位までに顔をのぞかせません。梅雨明け後の内陸部の暑さが尋常でないことがみてとれます。

 夏休みを利用し、いわゆる避暑地といわれる観光地で休暇をとりました。朝晩はいくらか過ごしやすさを感じましたが、日中の暑さはこちらと変わらないばかりか、現地のショッピングモールに連れて行かれ買い物三昧と、おおよそ避暑地とは程遠い夏休みでした。

 子供のころ、同じ時期に家族旅行で訪れたことがありましたが、雨が多く、気温が低くストーブを焚いた記憶があります。明らかに気候が変わってしまっているようです。

 環境省では、平成24年度のクールビズについて、5月1日から10月31日までとしています。一年のうち半分はクールビズということになります。

寒がりの私にとって暖冬はありがたいのですが、近年の夏の暑さには、いくらか参っています。

もう少し暑さが続くようですが、体調を崩さないよう健康に留意して、長い夏を乗り越えてください。                  平成24年9月

Smile for 「   」

あけましておめでとうございます。
 年初には、今年はこれをやろうと目標(仕事以外の)をたてるのですが、いつも中途半端に終わってしまいます。ロードバイクを買いツーリングに行こうとか、スポーツクラブに通い詰め水泳の大会に出ようと思ったこともありました。
昨年は、ゴルフコンペ英智杯に参加させていただくことになったため、ゴルフを始めましたが、コンペで散々な結果を残し、その後の練習でも一向に上達せず、寒さも手伝い冬眠状態に入りつつあります。ゴルフのお誘いを受けることもありますが、笑ってごまかすことにしています。

 話は変わりますが、昨秋、東京ガールズコレクションに行ってきました。毎回テーマがあるらしく、その時のテーマは Smile for 「   」 でした。
「   」の中に、笑顔にしたい相手・モノ・コトを思い浮かべ、イベントを楽しんでほしいということでした。
 震災、景気低迷など暗い話題が多かった昨年ですが、このイベントを通して笑顔になり、その笑顔を広げていきましょう、という意味が込められているようです。
 イベントに出演したモデル、タレントもそれぞれ、Smile for「家族」、「地球」、
「peace」などのテーマを掲げ、ショーを楽しませてくれました。
私にとっての Smile for 「   」 は、Smile for 「英智」でしょうか。税理士法人英智のお客様、スタッフのみなさんが幸せな笑顔になれるよう、これからもがんばっていきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。                      平成24年1月

アパレル業界について

税理士法人英智の一員となり、あっという間に3ヶ月が経ちました。
この間、私が個人事務所で処理していたデータの移動、担当先の増加など、忙しい毎日を送るスタッフの皆さんには大変感謝しております。

 

数ヶ月に一度、娘と買い物に行くことになっています。普段は、微妙な年ごろ(14歳)のためか、口を開けば険悪なムードになってしまいがちです。しかしこの日ばかりは、娘も何か買ってもらえることをわかっており、こちらの機嫌を損ねないよう、終始なごやかなムードで一日を終えます。娘も順調に成長しているようです。

 

以前このようなことがありました。買いものを終え家に戻り、いつものように娘は買った服を試着していました。すると、ポケットの縫製がうまくできておらず、ポケットの役目を果たしていませんでした。その旨を店に伝え、商品を送り返し、新たに同じ商品を送ってもらいましたが、次の商品も不良品でした。再度、店へ電話したところ、特に悪びれることもなく、もう一度商品を送るということでした。海外で安く大量に生産しているのでしょうか。多少の不良品は経営上特に問題視していないのかもしれません。

 

アパレルメーカーを顧問先に持っていたことがあります。先の流行を予測し商品開発し、展示会を開催し注文を受け、国内で生地を調達し、国内の工場で縫製し、販売店に納品するまで半年以上かかるようでした。販売店への納品額は上代の55%〜60%、百貨店に納品する場合は上代の50%になってしまうこともあり、利益があまりとれず苦労されているようでした。

 

ある大手ファストファッションの幹部が業績低迷の理由を、「有名タレントを使わず、イメージ重視の広告宣伝が消費者に伝わらなかった」とコメントしていました。

 

この業界の経営戦略の柱は、海外生産、集客力のある商業施設への出店、資金力を背景にした広告宣伝のようです。資金力が脆弱な中小零細企業が勝ち残っていくには、なかなか大変な業界だと改めて感じました。    平成22年10月

消費税

民主党の代表選から目が離せない状況になっています。先の参議院選挙で菅首相は「消費税増税」を口にして大敗しました。過去にも消費税制度の導入、消費税率の引き上げを争点とした選挙で時の政権与党が敗れたと記憶しています。われわれ税務会計に携わる者にとっても消費税はちょっと厄介者です。今回は、「消費税」についてコメントしたいと思います。

 

平成21年度当初予算額において、国税及び地方税の税収に占める消費税及び地方消費税の税収の割合は、15.0%となっています。また、国税だけに限ってみると、国税収入に占める消費税の割合は、21.2%となっており、国の財政収入の重要な役割を担っています。

 

戦後、日本経済は順調に成長し、今や成熟期に入り、これ以上の日本国内における経済成長は難しいのではないかと懸念されています。そのため企業は市場を海外に求め、海外の企業とも品質、価格で競い合うという状況になってきました。日本企業が国際競争で勝ち残るために、国は法人税率の引き下げなど、日本企業の後押しをする政策が必要になってくると思われます。

 

また、長引く不況、企業業績の低迷、コスト削減のための生産拠点の海外シフトによる国内産業の空洞化などの影響で、法人税、所得税の税収は減少すると思われます。

 

このような状況下において、国の財政の健全化、年金・医療・介護といった福祉予算の安定財源の確保といった面からも消費税の役割は重要であり、近い将来の消費税率アップは避けられないのではないかと考えます。

 

消費税は平成元年に導入され、いくつかの改正を経て現在の制度になりました。改正の中でも特に、事業者免税点制度の適用上限額の引き下げ、簡易課税制度の適用上限額の引き下げ、限界控除制度の廃止などは、中小零細企業にとっては厳しい改正でした。

 

消費税法の最も特徴的な点が基準期間制度です。納税義務の有無、簡易課税制度の適用の有無は、当該課税期間の課税売上高ではなく、基準期間の課税売上高で判断することになっています。基準期間の課税売上高が1000万円以下であれば、当該課税期間の課税売上高がいくらであっても納税義務は発生しないという、公平性に欠けるケースも生じます。

 

これら納税義務の判断基準、簡易課税制度適用の判断基準については、基準期間制度を廃止し、当該課税期間の課税売上高が一定額以下の場合は申告不要、簡易課税制度は確定申告時の選択制にするなど、中小零細企業に配慮した制度改正が必要ではないかと考えます。

 

消費税率が引き上げられた場合に注意すべき点があります。税率アップにより納税額が増えることが予想されますが、預かり消費税を運転資金に流用してしまい、納税資金が不足してしまうことです。会計事務所のアドバイスを受け、このような事態に陥らないよう心がけてください。            平成22年9月            

税理士 青柳淳一

世間の関心事といえば、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会ですが、日本チームの活躍に驚きを感じているのは、私だけではないと思います。
ヨーロッパのプロリーグで活躍するスター選手を擁する国々を相手に、予選リーグを突破したということについて称賛するとともに、体格面での不利を克服し、ベンチを暖める控え選手も含め全員で戦い、勝利するという、日本チームに感動し勇気を与えられました。

 

 大企業では業績も回復しつつあるようですが、中小企業では依然として厳しい経営状況が続いています。また、同業他社との競争にも勝ち抜いていかなければなりません。今回の日本チームのように、勝利への強い信念(モチベーション)とすばらしいチームワークがあればこの厳しい状況下でも必ず勝利できると信じています。

 

 このたび税理士法人英智の一員となりました。皆様のお役に立つよう一生懸命頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。   平成22年7月